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2021-08-08

YouTubeはじめました。

コロナ禍で、誰も彼もが、「YouTubeをはじめました」となって、今更感がアリアリなんですが、YouTubeはじめました報告をいたします。

正確には2021年の4月から、年度が変わったのを機に本格的にやり始めました。

チャンネル名は「小豆島の坊主じくう」として、小豆島遍路の情報をわかりやすい言葉で紹介しています。

お遍路情報以外にも、小豆島についてなにか語る機会があるだろう、と想定して「小豆島遍路チャンネル」みたいな名前にはしませんでしたが、SEO的に、視聴者目線では、後者の方がわかりやすくてよかったかもしれないと思いました。

でも、気づけば、碁石山での朝勤行がメインコンテンツになって、偏りが激しいので「小豆島の坊主じくう」が妥当でしたね。

目的とかビジョンとか始めた理由とか・・・

で、このチャンネルの目的とかビジョンとか、始めた理由については、自己紹介動画を作っているので、そちらを見ていただくとして、そこでは語らなかった裏目的というのがあるので、それについて書きます。

それはずばり「知識とスキルの取得」です。

Webサイトもそうですが、動画編集も、必要な機材が安くなり、パソコンの性能が上がって、素人が手を出せる時代になりました。

コロナ禍でYouTubeを見る人がドカッと増え、これからスマホの画面がもっと見やすくなって、通信速度も速くなると、視聴人口は増え続けるでしょう。
テレビがYouTubeに置き換わって、YouTubeから別のなにかに置き換わっていくとしても、動画編集、動画作成のスキルは廃れることはありません。

動画編集は時間がかかるから外注したほうがいい。費用対効果うんぬん・・・を言う人がたくさんいますけど、誰かに依頼するにしても、顧客のレベルが低いと、業者を活かせません。
古刹だと、映像として残すべき貴重な仏像、建造物、庭園などがあるわけですが、編集視点を持っていれば、依頼の仕方も変わってきますし、ドローンで飛ばすべき、飛ばさないべき、これをしてもらっては困る、これはOKの線引もできます。
わからなかったら、高いお金をかけても、作りたいものにならない可能性が高いです。

素人に毛の生えた程度でも、広く浅く自分で勉強し続けることが大切なのは、この歳になってくるとしみじみ思うんですよね。

同世代の人に教えられる程度には、勉強を続けておくことで、ようやく頼りになるおじゅっさんになれると思っています。

これからのお寺の役割を担うためにも

別のエントリーで書いたと思いますが、私が考えるお寺の存在意義って、「安心を与える」ことだと思っています。

お葬式、法事、祈祷、法会etc. お寺で行うさまざまなことは、檀家さんや信者さん、周辺地域の人たちに「安心を与える」手段です。
お葬式がしたいわけではなく、大切な人を送るために、遺族が一番納得感を得られて、安心できる手段として、作法に則ったしっかりとしたお葬式を上げるわけです。

仏教の〇〇をするのがお寺だ!

お大師さまの御教えを布教するのがお寺だ!

住職であるワシがやりたいこと・思いついたことを実践する場所がお寺だ!

お坊さんによって、お寺の目的はさまざま分かれるかもしれません。
しかし、私の考えるお寺の役割は、「安心を与える」ことで、仏教はそのための手段でしかありません。

そもそも、宗教自体が人間の不安や疑問に答えるために、生まれてきた習慣だと思っているので、不安を取り除き、疑問に答え、安心を与えるために、仏教の教えを用いているのがお寺なわけです。

その一旦として、お寺の活動やお寺の人間の考え方を可視化することは、安心を与えるための一助となるはずです。

そんなわけで、YouTubeでは、遍路作法や仏教的な知識についての解説をメインに、私が考えていることや、時事ネタについての解釈などをコンテンツにしていきたいと考えております。

毎朝8:00から朝勤行のライブ配信を行っています。

どうぞよろしくおねがいします。

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