雪の碁石山ってどんな感じ?

下界とは違う銀世界になります
関東に大寒波が来て、東京が大雪に見舞われるなど、今年は寒い日が多いです。
碁石山の標高は300mほどなので、低山には違いなのですが、冬の間は海風が強く吹くので、平地に比べて5度以上寒いことがよくあります。
本堂の手水鉢の水が白く分厚くなってくれば、いよいよ寒い証拠。

マイナス5度を超える日も多いです
氷点下5度を超える日が連日続くと、人の居る場所ではないように思います。
碁石山を含む小豆島の山岳霊場は、どこも辿り着くまでの傾斜がかなりキツいので、少し雪が降って、溶けずに残ってしまうと、滑って登れなくなってしまいます。

傾斜がキツいのでよく滑る
4WDの車重の重い車で、スノータイヤを履いていたら何でもないのでしょうが、小豆島で走っている車の大半は、背の高い軽四。私も例に漏れずノーマルタイヤの軽トラですので、自分が登れれば他の車も大丈夫だろう、という目安にしています。
今冬に入って「凍結してますのでご注意ください」という日が既に5日ほどになりました。小豆島は季候が良いと言えども山は別世界ですね。
凍結情報は、Facebookページで更新していますので、確認してください。

水だけで無く花も葉も固まります
凍結で困ることがもう一つ。
お供えの花や葉が凍ります。それ自体は保ちがよくなるので、悪いことではありません。問題は、水→氷の膨張によって、真鍮の花瓶が割れること。
そのため、雪国では冬の間は、水を抜いておくものですが、小豆島は温かい日もしばしばあるので、思い切って抜けません。そのせいで、そこが抜けた花瓶がいくつかあります。
雪が降ると、塩化カルシウムを撒いたり、溶けずに凍ったら、雪かきのような作業も発生するので、できるだけ降って欲しくないものですが、景色は特別なものがあります。
とてもフォトジェニックで、夢中でシャッターを切ってしまいます。
遠景に見える寒霞渓の山々も絶景。
雪が解けて、霧が出る様子や、霧が晴れていく様も見所です。

ただでさえ危ない鎖場はより危険に

陸地から湯気が出ているかの様です

小豆島最高峰の星ヶ城と清滝山
お参りには向かない日も多いですが、寒い日の合間の日は、空気が澄んで瀬戸内の多島美もよく見えますので、皆さま警戒し過ぎずに、お越し下さい。