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2016-01-21

島開き法会

21日は弘法大師空海の日。

そして、1年の初めの21日は、その日を境に小豆島八十八箇所霊場が改めてオープン!する日です。

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番傘が映えるお坊さんの後ろにお大師さまが運ばれています

なので、毎年1月21日は島開きと称して、地元ニュースとなります。

岡山から来る船に乗ってくる遍路団体を霊場寺院の住職たちがお出迎えし、土庄港から霊場会本院まで練り歩き、到着した本院で一緒にお勤めをするというのが一連の流れです。お練りは、山伏を先頭に、御詠歌隊、稚児、霊場寺院、お遍路さんの順番で、法螺を吹きながら、御詠歌を唱えながら、賑やかに行道します。例年寒いですが、子供たちも年輩の皆様も頑張りました。

 

この島開きに目がけて、島外からくるお遍路さんの数も増えてきます。

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山伏作法でお遍路さんを迎えます

面白いのが、お遍路さんの出身地の移り変わり。

 

寒い時季は山陰の島根・鳥取の方から、日本海側を北上して福井まで、3、4月になると兵庫の播州、但馬、最後が京都の方へと、毎年島開き〜5月ゴールデンウィーク明けにかけて、お遍路さんがやって来ます。

その土地土地の風習に合わせたお参りシーズンがあり、農地であれば集落まとめて農閑期である時期に、雪深い土地であれば南国へのバカンスも兼ねて、と。単なる信仰だけでない旅行の要素もお遍路にはあります。

最近は、地域毎のお遍路さんが減り、個人でのお参りが増えてきましたので、そうした傾向が薄らいできているのが寂しいところです。しかし、それも社会情勢の変化ですね。

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土庄港から御詠歌を詠唱しながら練り歩き

 

ちなみに記事タイトルに「法会(ほうえ)」と書いてますが、新聞記事などを見ると「法要(ほうよう)」となっていることが多いです。

専門的な話ですが、法要には「ニ箇の法要(にかのほうよう)」「四箇の法要(しかのほうよう)」というようなお経の種類というか、どんなお経を読むかというパターンがあり、法会はそれら法要をひっくるめた行事全体のことを指します。なので、島開き法会の中で、練り供養という法要を行っているという感じでしょうか。

更にいうと、「供養」という言葉も、死者を弔う・慰霊するという意味に限定されるのではなく、ある対象を敬い、奉仕するという意味合いがあります。島開きで練り供養するのは、弘法大師さまの霊を鎮魂しているのではなく、生きて遍路され霊場を回っているお大師さまに奉仕しているという意味があります。

何はともあれ、今年も無事に島開きが行われました。

毎年来られるお遍路さんのあの顔、あの顔にお会い出来るのが楽しみです。

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霊場会本院までおよそ1.5km歩きます

写真は、プロカメラマンの陶山さんが撮られたモノをいただきました。陶山さん、ありがとう。

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