あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりました。
年末、正月準備に明け暮れる中、救急車や消防車のサイレンがけたたましく鳴り、忙しない年の瀬を感じながら、もう一年が経つのか、と感慨に耽っておりました。
碁石山の堂守をするようになって9年目の今年、例年になく山を空けることが多く、毎年同じようにはいかないなぁと感じます。
いろんな理由がありますが、葬儀ができたので下山した、ということが多くなってきました。
年間200人移住者がやって来ると言われる小豆島ですが、それを足し算しても、年間500人減っていきます。
毎月の町広報誌のお悔やみ欄には、結婚と出産の10倍の名前が連なり、帰省者で賑わい、ふだんより一層かがやきを増す大晦日のまちの灯りも、今年は何か少ないように感じます。
そんなもの悲しい気持ちがある一方で、嬉しいこと、未来は明るいと感じることも、同じようにあるのが世の中で、人生です。
穏やかな気候の中、五体満足で新年を迎えられたことにまず感謝。
人が減ったとは言え、除夜の鐘を134人のご近所さん達と共有できて、新年の挨拶を普通に交わせたことに感謝。
家族が居て、屋根の下で、これから布団の中で寝られる幸せは、とても特別なことに違いありませんね。
そういう足りることに気づいて、できることから少しずつ、新しい年を歩んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。