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2017-12-23

お参りできた日がお参り日和

年の瀬、寒くて参拝者が少ない時季ですが、お参りされる人もいます。

毎年決まってこの時季に来られる人も。

「もっと気候のいい時に来られたらいいんだけどね。仕事が忙しくて・・・」

そうですね。仕事じゃなくても、気候のいい時は、いろんな行事が重なるものです。特にお子様がいたらなおさら。

なので、そういう方にお約束のように言ってる言葉があります。

「春の桜が綺麗な暖かい日に、秋の紅葉が綺麗な気持ちの良い日に、できれば参拝したいものだ、とみなさん思うものですが、現実にはそうはなりません。私もそんな時に出ていけたらいいなぁといつも思っているのですが、遍路シーズンになるので、出て行けた試しがありません。他所の桜が観たい、紅葉が観たい、というのは小豆島の観光産業で働く人全員の願いかもしれません。」

「ですが、紅葉シーズンが終わって、冬に差し掛かると空気が澄んできて、瀬戸内の多島美が遠くの方まではっきり見えます。寒いからこそ身が引き締まって、特別な時にお参りできた感じがして、より一層心がこもります。今の時期にお参りするからこそ、忙しかった一年を振り返って、新しい気持ちで新年を迎える準備ができるんじゃないでしょうか。」

『お参りできた時がいちばんのお参り日和』はお遍路さん語録(勝手に命名)に登録されている格言です。

いつ何時お参りしても、心をポジティブに向ければ、幾らでも良さを発見できるし、その時、その仲間でしか気づくことのできない特別なタイミングであり、遠路はるばる海を渡って島の、山の札所に来られただけで特別過ぎる奇跡なんですよ、と。

逆に、夏の沖縄に行って、台風直撃ですごく寒かったら、とても損をしたように思えて、せっかく沖縄に来たのに腹が立つなー!みたいなことになってしまいかねません。(それも、台風の沖縄なんて中々体験できるものじゃない。ラッキー!と思えたらいいんですが) 期待値が高過ぎると満足レベルが上がってしまって、もっともっと求めてしまうというのは人間の悪しき習性ですね。

さらに、体験談を付け加えると、土日仕事で家族旅行などの外出が平日オンリー、しかも観光オフシーズンが多いと、特別なイベントは皆無ですが、どこに行っても空いているので、よく覚えてもらえ、現地の人とより親密になれます。それと同じく、年末は参拝者が少ないこともあって、来られた人のことは私もよく覚えてるんです。

まとめると、冬の寒い時期は、景色がいい、身が引き締まる=特別な気持ちでお参りできる、行くところ行くところの覚えがめでたい、食材が美味しい、などなどの理由でオススメです。

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