toggle
ブログ

見習うべき姿勢

碁石山には年配のお遍路さんがよく来られますが、駐車場を下りて、鳥居をくぐり、百段以上の石段を登って下りて、かなりの体力が必要です。

そんな中、地元の齢93歳のお遍路さんが来られました。

よく来る人で、もともとは遍路宿で働かれていた馴染みの方なのですが、その元気ぶりに圧倒されます。

別でお参りに来られていた一段とご同行でお勤めして、後から年齢を聞いてびっくりされていました。

自分より年下と思った、とおっしゃられたご主人は80前。まだまだ自分にもやれることはあるなぁ、と思われたのか瞳に力が漲るように話を聞かれてました。

そのおしゃべりの中で、尚更驚いたことが2つ。

1つは、ついこの間般若心経の写経が1000巻達成できた。今日持ってきたのは917巻目だけど、今1024巻で、2000巻を目指している。
今のペースで書いていくと、ちょうど東京オリンピックの開幕日に重なる。と、ぶれた気配の無いしっかりとした字で、未来を語る姿が本当にお元気だったこと。

もう2つは、昨年の暮れから新しい趣味ができたそうで、それがなんとカラオケ。
『のど自慢』の高齢の方の歌声をテレビで聴いて、どれぐらいの声量が出ればいいのか、研究しながらそれまで1つしかなかったレパートリーが30を超えたそうです。

歳を重ねて、趣味が減っていく人が多い中、驚きです。

「兄貴が上に居るんで、まぁ100歳までは元気でおらな、あかんなぁ。」

私の知っている碁石山最高齢参拝者は、満100歳の女性なので、その記録更新を楽しみに待っています。

熟練お遍路さんでも、観光客でも、通じ合う感覚

今年の小豆島は紅葉が早くて、しかも例年より綺麗な様子です。

碁石山の楓も、今年は色づく前に散り始め、イマイチだなぁと思っていましたが、この数日であっという間に真っ赤に染まって美しく見えます。

そんな紅葉シーズンにはよくあることなのですが・・・

「大きな病を患い、もうお参りできないと思いましたが、また来ることができました」

という信心深い熟練のお遍路さんが来られた直ぐ後に、

「わぁ、何ここ洞窟じゃん。すごーい!」

とカメラをぶら下げて、きゃっきゃっ言いながら、本堂にやってくる観光の方。

お寺とは、天皇と乞食の両極の方が来られる場所、と師僧から教わったことがありますが、熟練お遍路と、一見観光客、という両極が来るのも、またお寺というものです。

わかっていても、交互に来られると、こちらも頭と口がついていかないものですが、面白いことに共通点があります。

「ここは、もともと単なる洞窟で、何も無かったところで、坐禅をしたり瞑想したり、そういう行者が修行地と使っていた場所です。そして、ここには、仏様がいらっしゃるに違いないと思う人が、本当に仏をお奉りして、お寺のようにしていったんですよ」

それほど言葉を尽くさなくても、場の持っている力というか、独特の雰囲気がそうさせるんでしょう。みなさん、一様に、何か自分より上の存在があるかのように感じ、自然と手を合わせられます。

その姿だけ見れば、共通して同じ立ち振る舞いになります。

日本人の精神性というのか、知らず知らず培われた宗教観というのか、何かよくわからないものでつながっているようです。

≪今年の四方指から寒霞渓の紅葉≫

台湾からのお遍路さん

嬉しい出会い。
台湾からの女性二人お遍路さん。
本堂に入って、挨拶もそこそこに、護摩祈祷がしたいと言われ、「四国は回ったけど、小豆島の知名度は全然ないわよ!」と忌憚ない意見をいただきました。そして、台湾人がどういう情報を見て、お遍路を巡ってるか教えてもらいました。親切な方で「管理者紹介しとくからPRしなさいよ!彼女たちはとっても顔が広いから。」とアドバイスもちょうだいしました。

昨今、高松に台湾からの直通便が来るようになって、台湾からの旅行者がどっと増えました。小豆島で開催される『瀬戸内国際芸術祭(通称せとげー)』の期間は、日本人より多いくらい。

その比率に伴い、お遍路で来られる人もチラホラ居て、台湾って仏教国なのか?お遍路の習慣があるのか?といった感じで??だらけだったのですが、ようやくその謎の核心に迫りました。
彼らの情報ソースは、SNS、その中でもやはりFacebookページ『四國遍路分享處』がよく見られているそうです。管理人の女性は、しょっちゅう四国を行脚されているらしく、タイムラインも日本の四国の写真で賑わっていました。そこに件の女性が、「島四国」と加えて、美しい小豆島霊場の写真を載せてくれていたので、即座に「いいね」しました。

台湾は中国語の中でも繁体語圏で、日本語では変換できない漢字も多いですが、お互いiphoneを付き合わせながら、検索すると、同じページの同じ投稿をすぐに見られて、テクノロジーは世界はフラットにしていくなーと改めて思いました。

彼女達とは英語でやり取りしましたが、もっと英語しゃべれるようにならなあきまへん。中国語できなくても英語できたら、繁体語圏(台湾・香港)の人とは結構コミュニケーションできるもんね。せっかく『四國遍路分享處』のグループに入れてもらったけど、Facebookの翻訳機能では、繁体中国語訳がけっこう意味不明で、苦戦しそうです。

でも嬉しい嬉しいお遍路さんでした。ありがとう。

2016-03-01 | お知らせ, ブログ

うどん県旅ネットに紹介してもらいました。

うどん県旅ネットの『せとうち暮らし』のモデルコースに碁石山が紹介されました。

うどん県旅ネット2

このサイトは、香川県観光協会がプロデュースしているのですが、先日紹介した動画も同協会のものでした。

最近の香川県はうどん県と称して、観光PRに熱を上げてます。

うどん県という名称も、自虐的とか安売りとか物議を醸しましたが、言い続けたもん勝ちなのかもしれません。

香川県人は「うどん」に何の引け目も感じていないのだけど、元関西人目線で言えば、うどん=安い&ご馳走では無い、故にもっと高級なネタで勝負した方がいいんじゃないの?と思わないでもないけれど、住んでみると誇るべき「うどん」なので、それを推すことにそんなに違和感はないです。

ちなみに、世界的ニュースになった重力波の発見の日の四国新聞の一面は日本中の話題をさらいました。

バカにされた部分もありますが、比較的好意的な紹介が多く、いいPRになった気がします。

 

で、改めて、うどん県旅ネットのサイトは初めて見たのですが、ぱっと見今風のテイストで好感を感じましたが、消費者視点で眺めていくと情報が散漫で欲しい情報が探しにくいですし、何が香川県の見所なのかよくわからない。

モデルコースとか、日帰りとか2泊3日とか、トップのメニューからわからないとか、いろいろツッコミどころが多いなぁ、という印象。

動画はよかったけど、リンクされていないし、連動している気配すらない。いろいろ残念です。

 

以前、県の観光の人と飲む機会があって、観光の責任者の人たちに質問する機会がありました。

「香川県といったらコレっていうのは何ですか?」

その時、県の人が3人いて、1人は「海」、1人は「人」、1人は「栗林公園」と言いました。

私は、栗林公園と言った人以外に、これだから県の人間はどうしようもないと暴言を吐きました。

人とか海とか、そんなもん瀬戸内海に面してたら全部あるわい!アホちゃうか?自分ら何も地元のことわかってないやん!

って、そんな感じで言いましたねぇ。そんでついたあだ名がキレ坊主ですわ。

でも、本当に腹が立ったんですよね。

税金がこんな危機感のない人たちに使われていると思ったら。香川県と言ったら栗林公園以外に、金刀比羅宮や善通寺もあれば、小豆島もあるし、直島だってあるわけでしょ。そういうのがまず出てくるか、ちょっとマイナーだけど、仏生山温泉が熱いんだよねーとか、讃州井筒屋敷とかドルフィンセンターみたいなその人ならではのこだわりが出てきてもいいし、そういう偏りが面白いのに。

愚痴っぽくなりましたが、香川県に来て100円台のうどんを食べて、日帰りで帰ってしまう旅よりも、島を巡る2泊3日くらいを楽しんで欲しいな、と心から思います。

小豆島のホテルによく掛かっている札には、「小豆島・道後温泉2日旅」とか、「小豆島・淡路島・直島を巡る2泊3日」とか、強行軍過ぎるツアーを見かけます。

小豆島は本当にのんびりした島なんですよ。朝フェリーで来て、エンジェルロードと寒霞渓と映画村を駆け足で巡って、夕方のフェリーで金比羅温泉で泊まるようなプランで来てはダメです。悪い印象しか持ちません。

香川の観光資源のNO1は小豆島です!NO2は栗林公園。NO3は金刀比羅宮ですね。食はうどんの他に瀬戸内産の魚介を食べて下さい。温泉は仏生山が一番おすすめ。

全て個人的な主観なので、反論は受け付けません。どうぞ騙されてください♪

2016-02-05 | お知らせ, ブログ

テレビ取材を受けました

とても楽しみにしていたテレビ取材を受けました。

BSジャパンの『空から日本を見てみようplus』という番組です。

昔は、テレビ東京の地上波でやっていた番組なんですが、今はBSの全国放送になっています。

16 2502 03

どんな番組かというと、くもじい(伊武雅刀)くもみ(柳原可奈子)が、空からその地域の面白いところを空撮して紹介するバラエティで、空撮は今流行りのドローンではなく、昔ながらのヘリコプターです。

調べてみると2009年から始まった番組なので、ドローンなんてまだ出てきていない時代ですね。

でも、最近はドローンも飛ばすそうです。

さて、どうしてその取材が楽しみだったかというと、小豆島は空から見ると、本当に面白い場所が多く、「あぁ行ってみたい!」と心底思う風景に出逢えるだろう、と思うからです。

番組自体を何度か見たことがあったので、小豆島でやったらいいのになぁと普通に思ってました。

そんな空撮ファンの元へ、番組スタッフの方から、取材の打診があったときは、マジか?!と興奮しましたよ。

DSCF0290 2 w

<島で人気の居酒屋「なぎさ」で事前打合せ>

女子へんろというキーワードから、それを主催している小豆島クリエイティブを発見してくれて、ブログを見てオファーをくれたそうです。

そんなに頻繁に更新していなかったブログですが、碁石山のWebサイトをリニューアルするタイミングで、一緒にやって存続しておいてほんと良かった。

小豆島クリエイティブは、地元の同世代で作ってる有志グループで、小豆島を盛り上げて、人と人の交流を目的とした活動をしています。

NewImage

<寒かったけど、行場の浪切りさんの前で>

前々から、山岳霊場の崖の行場を歩く白装束のお遍路さんを、空から撮ったら凄い絵になるだろうなーと思っていたので、白装束に身を包んで取材に臨みましたが、ヘリは風など時間が読めないこともあって、残念ながらタイミング合わず。

空からの映像は人無しになりました。

ロケは、平日の昼間だったので、私以外のクリエイティブメンバーはみんな仕事で、唯一前回の女子へんろを手伝ってくれたパン屋のみっちゃんだけが、都合がつけらたので駆けつけてくれて、一緒に取材を受けました。

女子へんろから、クリエイティブのこと、他の活動のこと、いろいろしゃべりました。

あれだけしゃべったら全カットは無いだろうと思うので、オンエアが楽しみです。

放送は3月15日(火)。

1時間番組で、まるまる小豆島特集なので、見応えありそうです。

ちなみに、取材班は20代の若い二人なんだけど、とてもしっかりしていて、番組愛もさることながら、空撮の切り口でその地域を盛り上げよう!という愛もあって、面白い番組になりそうな予感がします。

乞うご期待ですね!

NewImage

追伸)こんな日に限って、滅多にでないニキビがでかでかとできてしまいました。それが目立つ角度から撮られていますので、不潔やなーと思わんといてくださいね。ふだんはもっと清潔漢なので(汗)

2016-02-04 | ブログ

『おいでよ、小豆島。』に寄稿

晶文社から『おいでよ、小豆島。』という本が刊行されました。

とても変わった本で、小豆島のことを小豆島在住の人間が少しずつ書いている、という内容です。 日本の一地方の、素人の寄せ集めの本。 読者は一体誰?! そんな冒険に満ちあふれた一冊です。

本の帯は、小豆島在住の作家、内澤旬子さんが書いています。

島で行きてゆく、それぞれの暮らし方 島にある者もないものも、東京にないものばかりです。

これだけ読むと、対象は東京の生活に疑問を持っている潜在移住者なのかもしれません。 けっして、島で生まれ育った若者ではないでしょう。

SRGB9976

そんな本の、1コーナー。 「Uターン、寺嗣ぎます」大林 慈空 という項4ページを、寄稿させてもらいました。

まず、突っ込んでおくとUターンなのか俺? Iターンじゃないのか?!

まぁいいや。 編集をされた平野公子さんは、夫婦で東京から移住してきた大物で、演劇、ライブ、展示、本などさまざまな表現のプロデューサー。

夫の甲賀さんは、日本を代表するブックデザイナーで、誰もが一度は目にしたことがあるであろう特徴的なフォント「コウガグロテスク」の創作者。

そんな公子さんの依頼で、「ジクウちゃん、お坊さんの生活のこと書いてよ」と頼まれて、書いた内容がけっこうそのまま載ってます。

私の他にも、島で活躍する名だたる面々が、参加されているので、私も読むのが楽しみです。

本自体は1/30日にリリースされ、Amazonでも取り扱いがあります。

で、昨日は、その発刊お祝いの会が、小豆島の「たこのまくら」というカフェであったので、家族で行ってきました。

実は、誘われていなくて、たまたま「たこまく」にご飯食べに行ったら、オーナーの山ちゃんに教えてもらいました。

公子さん、たぶん誘ったつもりになってるよ、という言葉通り「えっTwitterでつぶやいたわよ」って。

節分の夜ということで、恵方巻きが大量に用意され、おでんやタコライス、おはぎ、サラダ各種、フライ、湯豆腐など、美味しい食材がずらり用意され、参加者からの、イノシシの燻製や、伸ばす前の素麺の塩上げ(激ウマ)などの持ち寄りもあって、大人から子供から大満足の宴でした。

ウチも家からあるものを持っていったけど、島の持ち寄りレベルはいつも高いので、いつも引け目を感じまくってます。

NewImage

  さて、本はその時、初めて受け取って、まだ読んでいないので内容についてはわからないのですが、せっかくなので執筆者のみんなにサインをもらいました。

残念ながら、来られなかった人、早々に帰ってしまった人がいたので、コンプリートには至りませんでしたが、プレミア価値のある1冊になりました。

さっそくヤフオクで売ろうかな(嘘)。

vsco-photo-2

この書いたひとりひとりを訪ねて旅したら、小豆島を満喫するエコツアーになりそうで、全員のサインをコンプリートしたら、豪華特典!みたいなキャンペーンをしたら楽しそう。

でも、最後の挨拶で公子さんが言ってた

放り出したくなるほど難産だった

この本が三ヶ月後どうなっているか、どういう景色を見せてくれるか、楽しみ

というチャレンジをしたくなるほど、この島には何か特別なものがあるのだろうな。

人よりいろんなものを見てきたであろう彼女の視点は、たぶんズレてないだろうし、集まってきた面々の人間の濃さを考えると、私もその中の末席に加えていただけたことに、小さな喜びを感じる夜でした。

2016-02-03 | ブログ

新小豆島高校を考える

来年、小豆島にある2つの高校が統合され、新たに1つの高校が誕生します。

統合される高校は、先日21世紀枠での甲子園出場が決定した小豆島町にある小豆島高校と、土庄町にある土庄高校。

どちらも魅力的な高校なのですが、少子化の波には抗えず、統合されることになりました。

NewImage

 

 いずれの校舎もまだまだ現役で十分使えるので、どちらかに流れれば良いのですが、そこは地域愛の弊害で、こっちを立てれば、こっちの文句が止めどない、ということで、中間地点に新校舎が立てられることになりました。

で、小豆島にある高校なのだから、統合しても同じ小豆島高校でええやん!というのが若い人の大半の意見で、高校生たちもそう言っているらしいのですが、地域愛が旺盛な大人の反対で、「小豆島中央高校」という立派な名前になるそうです。

略称は何でしょう? 

小中高(笑)?!

というか、角が立つから言いたくないけど、税金の無駄遣いもさることながら、校名もアホか。

そういう排他的で許容量が無い大人が、教育現場の上の方で、声高に自意識を押しつけて、子供の視点に立たず、時流も読まず、自分たちの時はこうだった、と現場を疲弊させていることに気づいて欲しい。

その結果、子供たちの成績がグイグイ上がっているならともかく、別にそうじゃないでしょ。 

NewImage.png 

で、昨日はその新高校に対して「高校の魅力化×地域活性化」をテーマに提言をしよう!というワーキンググループに誘われまして、高校の未来像について、あれこれ意見を述べてきました。

私は、島の高校を出ていないのですが、小豆島高校の生徒達が大好きなので、かなり贔屓目で島の高校は良いモノだ!と決めてかかっているところがあります。
そして、せっかく島で育ったのなら、島の中で島でしかできない教育を受ければいい、と思うし、自分の子供にもそういう期待を寄せています。

そうした背景を踏まえて、以下の3つの考えを述べてきました。

 

国際交流

新高校には寮があり、島外の高校生も通うことができるそうです。

ということは、海外からの交換留学生を呼ぶことも容易にできる、ということです。

国際交流と言葉自体は目新しくもありませんが、島育ち故に抱くであろう「都会への憧れ」「小豆島=田舎という負い目」そのようなものを払拭する、1つのきっかけとして、交換留学で、東京や大阪を飛び越えて、ニューヨークやパリやロンドンへスコーンと行ったら良いと思います。

小豆島というものを比較して考えることができ、島に居ながら、島に収まらない視野を持つことができるはずです。

また、幼稚園から、小学校、中学校とクラスメートがさほど変わることなく、高校に上がってしまう構造は、仲のいい子が居る生徒にはいいけれど、そうでない子には、この上なく退屈な環境でしょう。

それが、必ず定期的に異分子が入ってくる、となれば否が応でも刺激的です。

島の文化・風土を活かした実習

瀬戸内の離島という特殊な環境で、それが特別恵まれた環境なのを活かして、その風土でしかできない教育をしないのは非常にもったいない。

入学したらまず、クラス一丸となって農村歌舞伎の演目をやる。→クラスの団結、コミュニケーション能力のUP、小豆島の文化を知る。

夏休みには、1週間かけて、泊まりがけの歩き遍路をやる。→基礎体力、忍耐力づくり、コミュニケーション能力UP、小豆島の文化を知る。

農業は必修どころか、日々の活動の一部で、自分たちで作った野菜と米を昼食で食べる。→食の安全、生存スキルUP、視野の拡大、達成感と自信。

耕作地は棚田の休耕地にすれば、棚田の維持にも一役買えますね。

卒業した時、身につけている農業スキルは、いざとなれば自分で畑やれば生きていける、という選択肢になるし、学問ではなく、生きていく中で当たり前の素養として、身についていることは、高校の大きな特徴になると思います。

 

都会を追うのではなく、島でしかできない教育を

新高校で学べる専門性として、部活動も大きな特徴になると思いますが、アカデミックな分野では、島の中でインターンが簡単にできる分野に注力すればいいと思います。
具体的には、

【1】観光課
 ・・・夏休み・冬休みはボランティアガイドをやり、繁忙期のホテルもインターン研修を実施する。国際交流で英語や中国語も学べる。

【2】介護課
 ・・・介護だけでなく、鍼灸や整体なども学べるといいかも。

【3】船舶課
 ・・・フェリー会社や造船所、ドックなど、島の中で船舶を学ぶ環境が揃っている。

【4】芸能課
 ・・・瀬戸芸で小豆島に関わりを持ったアーティストと連携して、デザイン、建築、演劇などを学ぶ。被写体が溢れる島では写真も学べる。映画のロケ地にもなるので、映像も。

【5】IT課
 ・・・島に居ながら、東京や海外の仕事を受けられるように、PCを片手にノマドワーカースキルを磨く。ネット経由で都会の仕事をやっているデザイナーやクリエイター、ブロガーなどが講師とする。システム開発会社のサテライトオフィスを誘致すれば、プログラミングスキルも生の現場で学べる。

新高校の勧誘ポスターは、帆船の縁で足をぶらぶらさせながら、ノートパソコンとにらめっこしている学生にすればインパクトありますね。
オリーブ畑で木漏れ日の中、寝そべってタイピングしている男女3人とかでも可。

あー、そんな学校があれば、通いたかったな。というか子供を行かせたいわ。

このワーキンググループの提言がどういう形で繁栄されるのか、具体的にはこれからですが、現実的で無難なパターンより、ちょっとでも面白い方向へ振り切れるよう、忌憚ない意見を出し続けていきたいです。

2016-01-24 | ブログ

穏やかな大寒波の日

恐れていた大寒波の日がやってきましたが、小豆島も碁石山も穏やかな冬の日を迎えております。

道は凍結すること無く、寒いですが日も差して穏やかな冬の日です。

SRGB9130

穏やかな内海湾

SRGB9129

小豆島霊場最高峰の清滝山も大丈夫そう

 

今日のところは安心して移動できそう。明日はわかりませんが。

 

昨日撒いた塩化カルシウムは、虚しく白い塊を路面に晒しています。

風で飛ばされていったものも多いみたいで、昨日の作業はハズレっぽい感じになってしまいました。

SRGB9128

溶けずに残っている塩化カルシウム

しかし、今晩から明日にかけても予断を許さない状況なので、引き続き山の警備隊として目を光らせたいと思います。

SRGB9127

うぅー 寒いっす。

 

2016-01-23 | ブログ

大寒波に備える

24日・25日、およそ40年ぶりの大寒波が西日本を襲う!

そんなニュースが流れてきたので、世間は戦々恐々という雰囲気で、お遍路さんも予定を変更して、22日や23日に山岳霊場をお参りされる人が多かったようです。

碁石山に、来られた方々も山陰の人が多かったので、お参りする場所ももちろんですが、地元に帰られるか心配される方もいらっしゃいました。

 

この時季、水が凍るのは当たり前、雪が降ることもボチボチあります。

 

でも、「雪が積もる」「道が凍結する」となることは滅多にないので、そういう日は予め準備というか、対策を施しておきます。

まず、雪が降って積もって、氷のようになってしまうと後処理が本当に大変なので、何年か前から塩を撒くことを覚えました。

事前に塩を撒いておけば、凍結を予防することができます。日本中の主要道路の大半が、なぜ凍結していないかというと、雪が降る前日や早朝に土木業者が塩を撒いてくれているからですね。

SRGB9154

普通に20kg入りの袋を持って、小さなスコップで撒いていたのですが、食塩は袋の状態でも、硬く塊になっているので、叩いて割ってという一手間を加えなければならず、本当に時間がかかってました。

妻が土木業者の娘ということもあって、いろいろ知識を得ると、道路用の塩化カルシウムがあり、それは固まらず、ほどよく散らばってくれるので作業効率が抜群に高まりました。

 

碁石山は標高が300mくらいの低山なのですが、林道は2kgほどで、海抜0mからググッと登ってくるので、傾斜が急です。少しでも凍結してしまうとノーマルタイヤでは危険になってきます。

そういう場所にピンポイントで3袋ほど塩化カルシウムを撒きました。

SRGB9138SRGB9136SRGB9135SRGB9134SRGB9133

今晩雪が降らなければ、この白い粉はずっと残ってしまうのですが、降るより降らない方が作業的には助かるので、少し複雑な心境です。

でも、そんな悠長なことが言ってられるのは、雪国じゃない平和ボケですね。穏やかな気候の小豆島は本当にいいところです。

 

さて、明朝の様子がどうなっていることでしょう?

撒いている内に日が落ちてきました

2016-01-21 | お知らせ, ブログ, 法話

島開き法会

21日は弘法大師空海の日。

そして、1年の初めの21日は、その日を境に小豆島八十八箇所霊場が改めてオープン!する日です。

12496070_826979587412107_5390798704978208423_o

番傘が映えるお坊さんの後ろにお大師さまが運ばれています

なので、毎年1月21日は島開きと称して、地元ニュースとなります。

岡山から来る船に乗ってくる遍路団体を霊場寺院の住職たちがお出迎えし、土庄港から霊場会本院まで練り歩き、到着した本院で一緒にお勤めをするというのが一連の流れです。お練りは、山伏を先頭に、御詠歌隊、稚児、霊場寺院、お遍路さんの順番で、法螺を吹きながら、御詠歌を唱えながら、賑やかに行道します。例年寒いですが、子供たちも年輩の皆様も頑張りました。

 

この島開きに目がけて、島外からくるお遍路さんの数も増えてきます。

12615142_826976594079073_7543343916815984381_o

山伏作法でお遍路さんを迎えます

面白いのが、お遍路さんの出身地の移り変わり。

 

寒い時季は山陰の島根・鳥取の方から、日本海側を北上して福井まで、3、4月になると兵庫の播州、但馬、最後が京都の方へと、毎年島開き〜5月ゴールデンウィーク明けにかけて、お遍路さんがやって来ます。

その土地土地の風習に合わせたお参りシーズンがあり、農地であれば集落まとめて農閑期である時期に、雪深い土地であれば南国へのバカンスも兼ねて、と。単なる信仰だけでない旅行の要素もお遍路にはあります。

最近は、地域毎のお遍路さんが減り、個人でのお参りが増えてきましたので、そうした傾向が薄らいできているのが寂しいところです。しかし、それも社会情勢の変化ですね。

12593821_826976737412392_230489591623269862_o

土庄港から御詠歌を詠唱しながら練り歩き

 

ちなみに記事タイトルに「法会(ほうえ)」と書いてますが、新聞記事などを見ると「法要(ほうよう)」となっていることが多いです。

専門的な話ですが、法要には「ニ箇の法要(にかのほうよう)」「四箇の法要(しかのほうよう)」というようなお経の種類というか、どんなお経を読むかというパターンがあり、法会はそれら法要をひっくるめた行事全体のことを指します。なので、島開き法会の中で、練り供養という法要を行っているという感じでしょうか。

更にいうと、「供養」という言葉も、死者を弔う・慰霊するという意味に限定されるのではなく、ある対象を敬い、奉仕するという意味合いがあります。島開きで練り供養するのは、弘法大師さまの霊を鎮魂しているのではなく、生きて遍路され霊場を回っているお大師さまに奉仕しているという意味があります。

何はともあれ、今年も無事に島開きが行われました。

毎年来られるお遍路さんのあの顔、あの顔にお会い出来るのが楽しみです。

12487166_826979640745435_5779701825341815674_o

霊場会本院までおよそ1.5km歩きます

写真は、プロカメラマンの陶山さんが撮られたモノをいただきました。陶山さん、ありがとう。

1 2 3 4 5